僕らのまっ黒体験 2000!  vol.3

ファイナルステージ(***自分を知ろう***)

8/22

「昨日まで、キャンプで疲れたので、
 昼間ではゆっくり休もう!」

それでも釣りに行ったり、ケーキを作ったり・・・
みんな元気いいよな〜

「くれるの?」
「いや!私たちの!」
昼からは、分かれて小豆島特産の
「醤油」「佃煮」「ソーメン」の工場で、
造る工程を体験しました。

「醤油」「佃煮」各グループは、
おみやげをたくさんもらったみたいで、喜んでました。

「ソーメン」グループは、「はし分け作業」を体験しました。

「売り物にならねー」
夜は小豆島が舞台の「二十四の瞳」を、
みんなで鑑賞しました。

感動したのか、泣いてる人もいましたが、
寝ていた人がいたのを、ボクは知っている。

8/23

小豆島北東部、吉田川に「水質調査」をかねて、
ハイキングに行きました。

吉田に行く前にYHで「開発ゲーム」をしました。
「この地図を見ながら、ここを10億円で開発しましょう」

「お花畑や工場、コンビニを作りたい!」
「旅館を作る!」

「ミサイル基地」を作るという人もいましたが、
10億円でできるの?

結論の出る前に、実際に川を見に行きますか・・・
吉田川河口に到着!
スタート前に、「河川」に関する問題が出ました。

「オリーブ」グループは苦戦しましたが、
どうにか説くことができました。
第1ポイントでは、石切をしました。

「グループ全員で20回・・・」
けっこうみんなうまいんだよね・・・

その後「指標生物表」をつかって、
川の様子を見て歩きました。

「なにかいる・・・・」
「げ、汚いところにいる生物だ!」
第2ポイントでは、
「山から流れた雨で、
どのように川に影響が出るのか?」
紙パックを使って実験しました。

「土だけの山から降り注ぐ雨水は、濁ってる・・・」

草や木の入ったパックから出る水は、
土があまり混じっていませんでした。
第3ポイント、「この水飲めますか?」

物語の役と役にともなった
フィルムパックを渡されました。
川の物語を聞いて、自分の役柄が登場したら、
パックの中身を透明な容器に入った水の中に
入れていきます。

「風が吹いて、木の葉が川の中に・・・
 工場からは、土が雨水に混じって流れ・・・」

だんだんと容器の中の水が濁ってきます。
「この水飲めますか?ここで泳ぎたい?」
「・・・・・・・・・・」
第4ポイントでは、各人でジュースを川に入れて、
冷やして飲みました。

「気温は32度です。さて、水温はどのぐらいでしょう?」
いちど予想して、実際計ってみました。

「以外と冷たいんだ・・・・」

各々、好きなところでジュースを実際に冷やしました。
「食後のジュースは、うまい!」
ついに、吉田ダム上部管理棟まで到着です。
最後の階段は疲れたよね・・・

「ゴクロウサマ!」
YHにもどって、持って帰ってきた吉田川の水を、
「パックテスト」で、
きれいなのか汚いのか調べました。

「以外と汚れてる・・・」
CODパックテストで調べると、
以外に汚れているのが分かります。

その後「開発ゲーム」の続きをしました。
「上流と下流を組み合わせてみると、
 それぞれお互い考えて作らないと・・・」
「お店ばかりだと川がよごれる・・・・」

お店や遊ぶところもないと不便だし
・・・・難しいよね!
「使う量を減らす」「すぐにきれいな状態にする」
いろいろな案が出ました。
夜は、明日ビデオを撮る「二十四の瞳」の制作会議を、
グループごとに行いました。
全員が役につき、せりふを言うのが条件です。

「何役をする?」
「大石先生!」
「おとこなのに・・・・?」

吉田川の調査結果

場所 吉田川(海近く) 吉田川(中流) 吉田川(ダム近く)
調査時間 11:30 12:00 13:00
天気 晴れ 晴れ 晴れ
気温 32.0℃ 32.0℃ 32.0℃
水温 26.5℃ 26.5℃ 26.5℃
透明度 透明 透明 透明
COD 10.0 7.0 5.0
透明 透明 透明
におい ない ない ほとんどない
川底 小石・砂 小石・砂 岩・砂
流れ ゆるやか ゆるやか ゆるやか
水の感じ つめたい つめたい つめたい
水辺全体の感じ 水が多い
堤防がある
水草が生えている
堤防がある
(階段で下りられる)
簡単に下りられる
石ころだらけ
川幅 15m 10m 5m

8/24

今日は天気もいいので、
浜辺で「朝の集い」をしました。

東京からわざわざお招きした、
「ストレッチ好き子」先生のご指導のもと、
「ストレッチ体操」です。

「はい体を曲げて・・・」
「いてっ・・・」

痛がってるのはスタッフのみ・・・・
今日は朝から「二十四の瞳」ビデオ制作本番。
配役は決まったようだし・・・
まずは自転車で「映画村」にむかいました。

約10km。
ユースホステルからは内海湾をはさんで対岸側。

「見えてるんだけどな・・・」
「映画村」に着いたグループから、衣装あわせ。

「おい、それ、女物だろ?」
「私、大石先生、うふ!」
「げげ・・!きしょくわる・・・・」

とりあえず役者、全員で記念撮影。

「はい、ポーズ!」
ビデオを映画村の係りの方に借りて、
さて、撮影に入りますか・・・

台本を見ながら、念入りに「リハーサル」を行って・・・
でも、本番ではすぐにアドリブが入ります。

「やりなおし・・・」
「あとちょっとだったのに・・・」
夜、写したビデオの発表会をしました。

「見ないでくれ・・・・・」
「なかなかみんなうまいじゃんか・・・」
「いやそれほどでも・・・」

練習5時間、完成品3分。
よくやりました。

8/25

午前中は、休憩です。
それでも、あるグループは、
密かにいかだ作りに挑戦していました。
昼ご飯は、食堂の人が中心になって、
「流しそうめん」をしました。

「はじめて・・・」

「あ、ここならよくとれる・・・」

そこは取れなかったソーメンの流れ着く、
ざるでしょ?
昼からは分かれて、夕食パーティーの準備をしました。
「パン」「うどん」「ソーセージ」「薫製」の
4つから好きなのを選びました。

石のようなパンや、団子のようなうどんもありましたが、
まぁ、良しとしますか。

できあがったあとは、みんなで持ち寄りの、
立食パーティーです。
夜は、明日から行く「ホステリング」の計画を、
グループごとに話し合いました。
条件は、「瀬戸大橋をバックにグループ全員が
写っている記念写真を撮ってくる」ことです。

「グループ全員?」
「誰が撮るの?」

それはみんなで考えましょうね!
資料を見ながら、「お金の使い方」と、
「スケジュール」を考えた「計画書」を作りました。

8/26

今日は「ホステリング」に出かけます。
計画は、バッチリ!
お金も持ったし・・・・

でも、グループ8人だけでちょっと不安だけど・・・

朝ご飯も食べたし、いざ出発です。
「一班人」グループは、岡山方面へむかいました。

鷲羽山へむかって、
そこから瀬戸大橋を撮りました。

(以下は、子ども達の撮った写真です)
「オリーブ」グループは、高松方面へむかいました。

宇多津へむかって、
JR構内から瀬戸大橋を撮りました。

(以下は、子ども達の撮った写真です)

8/27

パークビーチに「地引き網体験」に行きました。
30分ほどの短い時間でしたが、
力いっぱい引きました。

「わぁ、魚が入ってる!」

とりあえず大漁かな?
バーベキューに刺身にと、
浜辺で取り立ての魚を食べました。
昼からは、「瀬戸の浜」へ移動して、
「砂の彫刻大会」を開きました。
テーマは「小豆島の自然」

ほとんど、「テーマ」とは関係なく、
作られているようにも見えますが・・・・

夜、昨日のホステリング報告会をやって、
これまでの「体験村」を振り返るために、
「キャンドルの集い」を行いました。

「体験村、どうだった?」
「みじかかった・・・・」

一人一人感想を言い合いました。

8/28

「あったばかりなのに・・・・」
「もうサヨナラか・・・」

14日間は、「あっ・・」ッという間に過ぎました。
今日で、みんなともお別れです。
でも、「サヨナラ」は嫌だから、
最後のあいさつは、

「また、あいましょう!」



←Vol.1へ        ←Vol.2へ