僕らのまっ黒体験!サマープログラム 01  vol.2

セカンドステージ(***仲間を知ろう***)

8/19

今日の朝の集いは、
ユースホステル前の海岸で行いました。

「石切をします」
「イシキリ?」
石を横から投げると、飛び跳ねるでしょ?
あれです。

「合計10回以上飛び跳ねたグループから、
朝食ね!」  「えーっ!」
朝の時間は「体を休める時間」って言うけど、
やることたくさんあるんだよなー。

作ってる石けんもかき混ぜないといけないし、
貝割れ大根の世話もしなくちゃー。

読みかけの漫画も読まなくちゃーいけないし、
虫も捕りたいし・・・

まぁ、時間はたっぷりあるんだし、
のんびりやってね!
昼から近くの「日方神社」にいって、
ゲーム大会です。
ここにはセミがたくさんいて、
抜け殻は、木にまだたくさん残っていました。
木を使って「だるまさんが転んだ」をしました。
その後に、
他のものに見えてくるものを探してみました。
左の木は「ムンクの叫び」と名付けられました。

「色コンテスト」では、
画用紙の色とそっくりな「葉」や「木」などを、
神社で探してみました。
最後に画用紙で昆虫を作ってみて、
実際に自然の中に隠してみました。
下は「かぶとむし」と「くわがた」。
なかなか力作でしょ?
神社の中にはどんなごみが落ちてるのか、
調べてみました。
一つ一つ、地図に記入して、
さらにごみを分類してみました。

「木の葉はごみ?」 「ごみじゃなーい」
「でもベッドの上にあるときは
ごみだって捨てるでしょ」 「? うん」

あれ?ごみって何なんだ?
分からなくなってきたぞ・・・・・
夕方、昨日行ったホステリングの発表会を
グループごとに行いました。

「何を食べましたか?」
「しょうゆうどん」 「ボクの所はハンバーガー」

へーッ、各グループで違うんだ・・・
余った予算で、
お土産を買ったグループもあります。

「でも、金比羅の階段は、疲れた・・・・」

8/20

午前中、外に出て、
「宝物」を集めて歩きました。

「鳥のはね」「けものの皮」「とげのあるもの」
「太陽のエネルギーをためているもの」等々。

「”自然の中で役に立たないもの”見つけた
 グル−プは?」
「石ころ」「枯れた葉」・・・

「でも、みんな役立ってるかもよ・・・」
さて、ユースホステルに帰って、
昨日からの問題を考えました。

「ごみって何?」

よく分からないけど、多くなると困るし・・・
けど、ごみを出さないのも難しいし・・・

とりあえずごみをどのぐらい出してるのか、
ユースホステルに来たときからノートに
付けていた「捨てたゴミ」を元に考えました。
まだ、ユースホステルに来て1週間ですが、
ノートにはいっぱい書き込みが・・・・

「けっこう、ゴミを捨ててるでしょ?」

捨てたごみと同じものをはかりで計って、
どのぐらいの量なのか、重さを出してみました。

「空き缶、重い・・・」
「ティッシュは軽いな〜」
それを元にグループごとに
「1週間で捨てたゴミの量」の
棒グラフを作ってみました。
「ボクは60g」「私は250g」
けどまだ、付け忘れてるものもあるから、
まだ多いよね。どうしたら、良いんだろう?

このままでも良い?
「いやー・・・」
どうして? 「ん・・・っ」
難しくなってきたぞ・・・・
小豆島の名産は?
「ソーメン」と「オリーブ」とそして「醤油」。
昼からは、「丸島醤油」という会社に、
工場見学に行きました。

一通りお話を聞いた後は、
醤油のラベル貼りに挑戦!
世界で一つ敷かない醤油ができあがりました。

「お土産できた・・・・」
夜はみんなで話し合って、
パーティーを開きました。

ゲーム大会で盛り上がった後は、
お菓子を前に、おしゃべりタイム。

早いものでもう1週間。
友達できた?

風が強くなりました。
台風がせまっています。

8/21

外は台風11号の影響で、今日は1日
風が強くなりそうです。

午前の時間、さらに昨日からの続きです。

「このままごみが増えていっちゃったら、
どうなんだろう?」
「ヤダ!」

でもどうしてなんだろうね。
このままごみが増えていっちゃったら
大変そうだと言うことは、みんな同じみたい。
どうして大変なのか
まだ考えがまとまらないけど・・・

「ならば、どうしたらいいのか
他のみんなに聞いてもらうため
自分たちの考えをまとめて、
CMにしてみましょう」

さぁ、グループごとに作ってみよう!
みんな、「CMコンテスト」に向けて、
いろいろ考えました。

ちょっと一休み!
「二十四の瞳」の鑑賞会。
小豆島出身壺井栄の名作。
舞台は小豆島、田ノ浦半島。
ユースホステルからは
湾をはさんで見えてるところです。

「見たことあるところ、出てくるかもよ・・・」
夕食後、1日かけて考えた、
「このままゴミ増えちゃったら大変だぞー!
どーしようかなー?というCMコンテスト」
の発表会です。

A班「ホーホケ教」グループ(左上)は、
「ごみも怒っている」
テーマは「ポイ捨ては辞めよう」です。

B班「あすかまつり」グループ(左中)は、
「あの焼きそば屋はどうなっているのだろう」
テーマは「皿や箸等使えるものはもう1度使う」
です。

C班「小豆島イオン」グループ(左下)は、
「リサイクル万歳」
テーマは「リサイクルに努めましょう」です。

1日考えたかいあって、なかなかの演技。

「ゴミを減らす方法って、
いろいろあるんだね・・・」

リサイクルとか、使えるものはもう一度使うとか
大切なことだよね。

他にも方法があると思うけどな〜、
考えてみようね!

おつかれさま!
明日はC班が言ってた「リサイクル」について、
実際に行ってるところを見に行きましょう。

8/22

午前中は、「内海リサイクルセンター」を
見学に行きました。
リサイクルセンターでは「ビン類」「缶類」
「紙類」「ペットボトル」を資源ゴミとして
回収しています。

実際に昨日までユースホステルで出た
これらのゴミを集めて、
持っていくことにしました。

「1週間の間なんだけど、結構あるでしょ?」

センター長さんのお話を聞いた後、
分別した資源ゴミをさらに分別します。

「大変な作業でしょ。みんなもできる?」
「ゴミを分けるなんて知らなかった・・・」

でも、大切な作業だよ。
風もだんだん弱くなってきました。
どうやら明日は晴れそうです。
明日から3日間「女木島(鬼ヶ島)」に
キャンプに行きます。

「1日目の夕食はパーティーにするので、
各グループでメニューを考えてね」

さぁ、買い物にも行かねばいけません。
何を作るか、計画計画・・・
夜、晴れたので、寒霞渓「太陽の丘」に、
星を見に行きました。
まわりには何もなく、
夜空が手に届くところにあります。

「あれが北斗七星で、北極星は・・・」
「知ってるー!」

みんなの方が詳しいよね。
23日は佐季ちゃんの誕生日。
明日はキャンプに行ってしまうので、
今日厨房のおじさんが、
ケーキを焼いてくれました。

「ハッピーバースデー・・・・」

ローソクの数は13本。
みんなにもケーキを分けてあげてね。

8/23

晴天!今日から3日間、女木島キャンプです。
女木島は鬼ヶ島伝説のある島。
小豆島から一度高松に出て、
再びフェリーに乗り換えていきました。

入村式を終えて、
さぁ、寝場所でも作りますか・・・

「テント建てたことない・・・」

でもみんなでやるとどうにかなるでしょ。
どうにか建ったテントに満足・・・
その後は目の前の海で泳ぐものやら、
あたりの探検に出かけるものやら・・・

でも5時から「夕食パーティー」だからね!

みんな頑張ったかいあってか、ちょっとだけ
遅れたけど計画したメニューのできあがり!
A班は「スパゲティー3種」
B班は「サンドイッチ」
C班は「シチュー」
スタッフは「ちらしずし」です。

「けっこううまくできたじゃないの」
「あたりまえ・・・」

他にもサラダやフルーチェ等々。
豪華な夕食パーティーになりました。

「いっただきまーす!」
夕食後、キャンプ場内でゲームをしました。
目隠ししたスタッフの人に気づかれないように
ゴールを目指します。
懐中電灯光線に当たったら動けなくなるので、
そーっと音がしないように動きます。
「アウトー」「げー!!」

音がしないように歩くの難しいでしょ。

キャンプの1日ももう終わり。
「おやすみなさーい」

8/24

昨夜はテントから出て、
浜辺で寝たグル−プもいました。

「寒くなかった?」
「ちょっとね」

でも晴れてたら気持ちいいもんね。
星も見られるし・・・
暖かくして寝てね。
キャンプでは、
朝食も自分たちで作らなければなりません。
いつもは食堂で食べられたので、
よけいに大変。

「失敗しても、自分たちの食べる分は、
自分たちで作ろうね」

早く作らないとお腹は減るし・・・
たいへんたいへん・・・
朝食後、「フォックスハンティング」という
ゲームをしました。

グループごとに「猟犬」役と「狩人」役を決めて、
キャンプ場に隠してあるつまようじを探します。

「こっちこっち!」
「ここにあるってばー」

「猟犬」は見つけるだけだもんね。
沢山見つかった?
さぁ、数えてみようか。

つまようじは
「黄」「茶」「緑」に色が塗られています。

「何色が見つけづらかった?」
「茶色と緑」

ここは、松林だもんね。
キャンプ場はどこも茶色と緑だらけです。
なんてったって、海はきれいだし、目の前だし、
泳いじゃうよね〜。

天気もいいし、絶好の海水浴日より。
でも、いつの間にやら「泳ぐ」より「落としあい」。

いつものことだけどね!
港の中にある「鬼の館」を
見学に行くグループもいました。

なんてったってここは「鬼ヶ島」だもの。
作ってきた石けんも最終段階。
塩を入れて純度を高くします。

「できあがったら使ってみようね」

キャンプ場では洗い物も多いもの。
まだどろどろしているけど、
時間がたつと固まってくるから。
本当はどろどろ状態でも使えるんだけどね!

「泡、出る・・・」
キャンプ最後の夜は、「キャンプファイヤー」
火を囲んでうたったり踊ったり・・・

「2人組になって!
2人のうちでかっこいいと思っている人?
その人タコね。もう1人はタヌキ・・・」

キャンプファイヤーも終わり、
夜、浜辺を見てみると、「夜光虫」もいました

「わーぁ、光ってる・・・」

8/25

キャンプも最終日。
朝から撤収準備です。
片づけが済んだら、
朝作っておいたおむすびを持って、
女木島山頂にある「洞窟」を目指しました。

洞窟の中は、1年を通して温度が一定です。

「涼しい〜、クーラーいらないね」
山頂で作ったおむすびを食べました。

「今までキャンプしてた所が見える・・・」

360度視界が開けてるからね。
小豆島もうっすら見えるかもよ。

「ユースホステルで誰か手を振ってる・・」
「えっ、どこどこ・・・」

そんなの、見えないよ!
これで鬼ヶ島ともお別れ。

「もう一泊する?」
「うーん・・・、飯ごう炊さんは面倒だけど、
海で泳げるし・・・うーん〜」

フェリーも来たし、
まぁ、とりあえず帰りますか。

サヨナラ、女木島!




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